舞台はベルリン。
一人息子を戦死させてた老夫婦が、やり場のない感情を
ナチスへの怒りの声にしてハガキにしたため、
最後は、処刑されるというお話です。
邦題は「ヒトラーへの」となっていますが、実際は、
ドイツの市民に当てた、政権批判です。
なぜハガキかというと、手軽に手に入りやすいのと、
正体がばれにくい(紙が大きいと文字も大きくしないといけないから、
筆跡を隠すように文章を書けないから)からみたいです。
原題は「ベルリンで一人ぼっち」ということらしいですが、
この映画では、止めるのも聞かずに奥さん(戦死した兵士の母親)
も強引に政権批判に加わって、
結局、処刑されていますので、何が「一人ぼっち」
だったのかは、わかりません。
平凡なベルリン市民の日常を描いていますが、
それでもこの時代ですから、拷問や、
無実の罪を着せたり、見るにつらいシーンはあります。
一般市民のナチス政権への抵抗運動は結構あった
みたいですね。
ところで、この映画の警部役の人ですが、
あの「グッバイレーニン」の主役の青年をやった人ですね。
あれから15年くらいたつから、こういうおじさんの役も
するようになったんですね。
ベルリンが舞台でありながら、主役の夫婦はイギリス人俳優、
セリフが英語の舞台です
(文字とかは、ドイツ語)

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