ノルウェーの国王、ホーコン7世の物語。
実はノルウェーの王室は歴史が浅く、ノルウェーだけの国王というのは、
そんなにいないのですが、どこから数えて「7世」なんでしょうね?


本題に戻りますが、第2次世界大戦中、中立を保っていたはずの
ノルウェーにもドイツが侵攻してきますが、
そのときに、おとなしくドイツに降伏するか、あるいは抗戦するかの選択を迫られます。


ノルウェーは立憲君主国で、国王が政治に口を挟めない
(この点は、日本の天皇制度と似たものだと思えばいいのかな?)
のですが、ドイツ公使は国王を説得に押しかけてきます。
でも、国王は国民の意思を尊重する、と突っぱねるのです。
国王単独で変に気をまわして降伏せずに、祖国のためを思って
抗戦を選んだため、国王一家は亡命
(しかも、家族バラバラで違う国に亡命)となってしまいましたので、
国王も苦労が多いものなんだな、と思いました。


国王と孫たちとは仲が良くてほほえましいのですが、
皇太子はもういい年のおじさんですので、自分の意見があって
(口出しもしてくるので)、その変も大変そうでした。


ただ、もう少し人間ドラマを見たかったと思いますが、
歴史的事実の描写に絞って作り上げた作品という感じ。
歴史ドキュメンタリー風にとらえればばいいのかな、と思います。






ヒトラーに屈しなかった国王 [DVD]
イェスパー・クリステンセン
TCエンタテインメント
2018-08-03






ロシア(海外生活・情報) ブログランキングへ



ロシア語ランキング




海外映画ランキング