海外ドラマ、映画を楽しむ 

海外ドラマ・映画レビュー ときどきロシアを斬る (こちらは以前のブログ説明です) 学生時代に習っていた第2外国語、ロシア語をおさらいしつつ、 ロシア時事ネタも扱います。 その他、海外ドラマ(韓国ドラマ)、映画のレビューなど

2019年05月

軍事政権下の韓国(大体30年位前)を舞台に
捏造捜査を行う権力側と、下っ端の刑事や新聞記者との戦いを
描いた物語です。

なぜ捏造捜査が行われたかというと、
当時の政権への不満を反らすため、という典型的な理由ですね。


主人公の刑事は、そこそこ幸せに暮らしていたと思いますが、
奥さんは聴覚障碍者、息子は足に軽い障害がある、
という、付け込まれやすい要素を持っていました。

そこで、安全企画部という、いわゆる公安みたいなところから
目を付けられ、息子の手術やそのほかの金銭的恩恵と
引き換えに、連続殺人事件の犯人をでっちあげるよう、
指図してくるのです。

ところが、刑事の戦友(ベトナム戦争)だった兄貴分の新聞記者が
真実を報道しようと関わることになって、話は大きく動きます。

当然、新聞記者は追われる身になりますが、あろうことか、
刑事が新聞記者を公安みたいなところに売り渡してしまうのです。
といっても、刑事も自分の家族のために仕方なくやったことで、
しかも、新聞記者の安全を保障するように頼んでいますが、、、

でも、、、、やっぱり新聞記者は拷問死します。
こういう展開は先が読みやすいですね。

そこで刑事は良心に目覚めて、今度は自分で真実を
世間に公表しようとした矢先、
妻が殺されてしまいます(息子も殺されたかと思ったら、生き延びたらしいですね)


最後のほうがわかりにくいというか、「これで終わりかな」と思ったら、
まだ次のエピソードが出てきたり、
とにかく最後のまとまりは悪かったですね。
それ以外は、面白い作品でした。


ただ、この映画は本当に、イケメンがいなくて画像的には地味です。
ただ一人、悪役の安企部の男だけが、ちょっとイケメン風ですが、
でもこの人も、ちゃらちゃらしたイケメンというよりは、
演技派で有名な人だと思うし。
主役の刑事の役どころはすごくかっこいいのですが、
「普通の人の権力との戦い」という点を強調したかったのか、
ホントに地味な容姿の俳優さんを使っています。
もうちょっとカッコイイ人でもよかったような気がしますが(笑)







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モスクワの地下鉄からの脱出劇。
「42」は、列車番号ですね。
ちなみに次の列車は「17」でした。
「17」の乗客は、駅に避難することができて事なきを得ましたが。

最初は、不倫している妻(イリーナ)とその相手の男(ブラド)が出てきます。
ロシアの映画って、必ず1回は濡れ場のシーンを入れる、
という方針みたいですね

次に、妻の夫(アンドレイ)と娘(クシューシャ)が出てきます。
夫は真面目な医者のようです。
この夫の何が気に入らなくて、妻は不倫しているんでしょうね?


妻の不倫相手は、火遊びとかでなく本気らしくて、
イリーナを離婚させて自分と再婚させ、娘クシューシャの親権も取る気満々です(苦笑)


この設定だけでも、別の作品が1つ作れそうですが、
この話の本題は、川の近くを通っている地下鉄路線が浸水し、
地下鉄は脱線してとまります。


この「42」という列車に、アンドレイとクシューシャ、そしてブラドが
たまたま乗っていたという、まあ、映画・ドラマにしかないような偶然ですね。

二人は早いうちに顔を合わせ、相手の正体も見抜いていますが、
それでも非常事態なので、一緒に脱出します。
このときに、たまたま居合わせた乗客数人も一緒です。

その乗客は、ちょっとおっとりした男、気性がとんがっている女、
喘息持ちの若い女性と、彼女を気に入っている若い男性。
彼らにも背景があるようですが、何しろ脱出劇がメインなので、
本人の口で語られているだけです。


いろいろあってアンドレイたちは助かります。
地上では半狂乱になって娘と(そして多分夫も)探し回っていた
イリーナと再会できましたが、
アンドレイの態度はそっけないです。
一方、イリーナはブラドも事故に巻き込まれたことを知りますが、
ブラドに対しては、冷たいです。

やっぱりいざとなると家族を選ぶということだったのですが、
彼らがその後どうなったのかのエピが全然ありませんでした。
もうちょっと、後日談を入れてくれてもいいんじゃないかと思いました。

あと、モスクワの地下鉄って、戦争になったら防空壕として使うので、
すごく深くなっている、というのは、有名な話です。
でも、この話だと、みんなはわりとあっさり地上近くまで
たどり着いたような気がする、、、、


何はともあれ、それなりにハラハラする映画でした。






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これはインドの映画です。インドの歴史史劇。


とある王家に生まれた王女が王子として育てられ、
成長して外敵をやっつけて国をしっかり治め、
最後はめでたく女王に即位したというお話。


フィクションかと思ったら、一応そういう名前の
実在の女王がいるみたいです。
でも、世界史で習う女王だったり王家だったりではないですね。
(インドの王国は、日本でいうところの藩とか大名とかという感じですね)


インド映画ならではの過剰な演出やミュージカルシーンを楽しませてもらいました。
CGも結構使われていましたね。
あと、話を端折る(そして〇年後、みたいなところ)は、
絵本の挿絵みたいな絵で話を進めていくところとか、斬新です。



ところで、ヒロインの恋人に「ヴィーラバドラ」という人が出てくるのだけど、
これってヨガの「ヴィラバドラアーサナ」というポーズの名前と
同じ言葉の名前なのかな?(ヨガのほうは「英雄のポーズ」といいます)
このヴィーラバドラ、ヒロインが男装しているときは彼女のことをどうとも思わなくて、
ヒロインが女装(というか、フツーに女の恰好)をしたら、
「美しい」とか言って恋に落ちたりする、典型的な漫画展開でしたね。











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現代は「マフィア」 

マフィアをあてるゲームというのが実際にロシアにあるのでしょうか?
日本では「人狼ゲーム」というものらしいですが、ゲームをまったくしない私には
ルールとか、さっぱりわかりません。


もっと、登場人物一人ひとりの背景を掘り下げて欲しかったな。
最初の犠牲者となった、マリアはわりとエピがあったけど。
この映画の主人公は、登場の仕方と、最後のほうで出番が多くなることから
一応、キリルだったのかな?



とまあ、お話のほうはわかりにくかったので、
ロシア語の聞き取りとか、人名の書き方を楽しませていただきました。
この映画、ロシアの制作なのになぜか字幕が英語で、
ゲームの出演者の名前の表記も、英語(たぶん英語だけだよね、フランス語とかないよね?)
になっていました。


全員の名前の表記は覚えていないんだけど、
例えば、マリアは「Marie」。「Maria」じゃないんだね。 
ヴィラジミルは「Walter」
ラリーサが「Laura」なのにはびっくりしました。
あと、なぜかイヴァンが「John」になっていなかったのは不思議でしたね。
どういう法則だったんだろう?
(ちなみに、イヴァンは最年少だったせいか、みんなに「ヴァーニャ」と呼ばれていました)







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