海外ドラマ、映画を楽しむ 

海外ドラマ・映画レビュー ときどきロシアを斬る (こちらは以前のブログ説明です) 学生時代に習っていた第2外国語、ロシア語をおさらいしつつ、 ロシア時事ネタも扱います。 その他、海外ドラマ(韓国ドラマ)、映画のレビューなど

2019年01月

原題は「The edge」なぜか英語

そして、舞台はその名もクライ村(край)、edgeという意味を持つ名前の村です。
何が、edge(端っこ?)なのかは最後まで見てもわかりませんでしたが、、、
シベリアの端ということ?
と言っても海に近い感じ(沿海州)ではありませんが。



タイトルに機関車とあり、確かに機関車が何台か出てきますし、
最初と最後の方に、機関車の競走シーンもありますが、
それほどスリリングという感じでもないです。



それよりも、人力で橋の修理をして(人力で修理ってありえるのか?)
その上を機関車が通る、という、そっちの方がハラハラしました。


スリリングなエンターテイメントものというよりは、
戦後のソ連の強制収容所を舞台にした、ヒューマンドラマです。
と言っても、ヒロインの一人のドイツ人女性(エルザ)が
超人的でぶっ飛んでいるので、どうも現実離れしているような感じです。
シベリアで4年も原始的な生活をしていたとか、
かつての自分(や、恋人?)の持ち物を見つけると、
かっぱらいみたいに取り返そうとしたり。




あと、村で唯一の子供のパーシャの正体がわかったときに、
もしかしたら彼の出生の秘密とかも出てきて、
エルザと何かつながりがあるのかも、、、とも思ったのですが、
なかったですね

それと、女湯の乱闘シーンは、あれサービスカットなのかな?


ともあれ、ソ連邦時代の映画の雰囲気がよく出ていました。
みんな、薄汚れた古い服を着ていて、画像全体がモノクロームな感じ。








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あの有名なエカテリーナ2世が、ドイツの出身であることは有名ですね。
彼女の幼少期の名前は、「ゾフィー・フレデリーケ」といいました。

それだと、ロシアに嫁入りしてロシア名に改名するときに、
「ソフィヤ・アレクセーヴナ」という名前になってもよかったはずです。
でも、「エカテリーナ」という名前をエリザヴェータ女帝からつけてもらっています。


それはなぜなんでしょう?
その理由は、この本を見てわかりました。





(ページは少ないですが、ロシアも取り上げられて、ピョートル1世が出てきます。
エリザヴェータとエカテリーナ2世は出てきませんが)




ピョートル1世には異母姉がいて(その人の名が、ソフィヤだったんですね)
彼女は、ピョートル・エリザヴェータ父娘の政敵だったというのです。

要するに、エリザヴェータはソフィヤ伯母がキライだったので、
嫁に同じ名前を名乗ってほしくなかったのですね。
その代わりに、自分の母(エカテリーナ1世)と同じ名前を
つけてあげたのだから、
最初は嫁のことを大切にするつもりがあったのでしょう。



この学習漫画、山川出版社も編集協力しているようです。





 



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舞台はベルリン。
一人息子を戦死させてた老夫婦が、やり場のない感情を
ナチスへの怒りの声にしてハガキにしたため、
最後は、処刑されるというお話です。


邦題は「ヒトラーへの」となっていますが、実際は、
ドイツの市民に当てた、政権批判です。
なぜハガキかというと、手軽に手に入りやすいのと、
正体がばれにくい(紙が大きいと文字も大きくしないといけないから、
筆跡を隠すように文章を書けないから)からみたいです。



原題は「ベルリンで一人ぼっち」ということらしいですが、
この映画では、止めるのも聞かずに奥さん(戦死した兵士の母親)
も強引に政権批判に加わって、
結局、処刑されていますので、何が「一人ぼっち」
だったのかは、わかりません。


平凡なベルリン市民の日常を描いていますが、
それでもこの時代ですから、拷問や、
無実の罪を着せたり、見るにつらいシーンはあります。


一般市民のナチス政権への抵抗運動は結構あった
みたいですね。


ところで、この映画の警部役の人ですが、
あの「グッバイレーニン」の主役の青年をやった人ですね。
あれから15年くらいたつから、こういうおじさんの役も
するようになったんですね。


ベルリンが舞台でありながら、主役の夫婦はイギリス人俳優、
セリフが英語の舞台です
(文字とかは、ドイツ語)





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タイトルどおり、ネコがメインの話です。
ネコ好きには、気に入る話だと思います。

ただ、単なる癒し系というわけではなく、
主人公とヒロインは、最後近くまでゴタゴタです。


「仮面の王 イ・ソン」では先生と子弟イ・ソンだった二人が
このドラマでは、意地悪上司とフリーター(漫画家志望)なんですね。


単なるノーテンキなネコドラマという感じではなく、
ネタバレになりますが、ポッキルの死んじゃうところまでやるなんて、
意外でしたね。







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シャーロック・のドラマの中から特に、「バスカヴィルの犬」について
取り上げたいと思います。


前回の記事 ロシア版「シャーロック・ホームズ」


「バスカヴィルの犬」はよく映像化されているようです。
ソ連のリヴァノフ版だけでなく、グラナダ版は長尺だったし、
カンバーバッチ版もあります。
ちなみに、ロシアのペトレンコ版は(ネタバレ)名前だけなんですが、、、



リヴァノフ版のバスカヴィルで特筆すべきは、その出演者です。
まず、ヘンリー卿にロシア映画界の巨匠、ニキータ・ミハルコフ。
若いころは映画の出演も多く「持参金のない娘」「貴族の巣」など、
途中から、映画の監督も多くなさっています
「太陽に灼かれて」シリーズ、「シベリアの理髪師」など。

でも、このドラマの役柄では、カナダでワイルドに育った青年であって、
貴族の跡継ぎという感じではなかったですね。
ちなみに、「サー・ヘンリー」という言い方がロシア語になると
「セル・ゲンリー」となるので、
「セルゲイ」という別の名前を言っているみたいでした。


もう一人は、ステープルトンにオレグ・ヤンコフスキー。
タルコフスキー作品「ノスタルジア」や日本の映画「おろしあ国酔夢譚」
などに出演している、国際的に知名度のある人です。
私は「クロイツェル・ソナタ」でおなじみ。
確かにこのドラマでも、あの面長な顔が肖像画で描かれたりしていましたね。



話は変わりますが、モーティーマー先生の愛犬の名前が
「スヌーピー」でしたね。
私はバスカヴィルの原作は読んだことはないのですが、
原作にも「スヌーピー」という名前で出てくるわけじゃないですよね?
そもそも」ヴィクトリア朝時代に「スヌーピー」という名前があったのか?






















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