原題は「コロヴラートの伝説」
モンゴルの侵攻を受けていた中世ロシア(ルーシ)の時代の物語。
日本でいうと、元寇のころですね。
主人公は、毎朝いちいち記憶喪失になる、という
ちょっとめんどくさい欠点があります。
それと、最初から妻子持ちという設定!
ちょっと変わっていますね。
子どものころのシーンも出てきて、コロヴラートとナスチャの出会いもあり、
二人が大人になってから、素敵なラブストーリーがあるのかな、と
期待していたら、大人になったらすでに
二人の子供がいる夫婦になっていました。
そのナスチャはモンゴル人に攻められて死んでしまうしまうので、出番少なっ、、、
相手のモンゴル人は、チンギス・ハンの孫のバトゥ・ハン。
キプチャク・ハン国という、ロシアも含めた広大な帝国を創設した人物です。
そう、ロシアって一時、アジア(モンゴル)に支配されていたんですね。
そのバトゥ・ハンってなぜか、アイラインがすごくて、
その他のモンゴル人もアイラインとかフェイスペイントが塗ってありました。
実際の中世モンゴルで、そういう習慣が存在していたのかよくわかりませんが、、、
バトゥ・ハンについては、「小栗旬みたい」というレビューがありましたが、
演じていたのは、アレクサンドル・ツォイという、
れっきとしたロシアの俳優さんのようです。
名前からすると、アジア系の人なんでしょうね。
もしかしたら、有名な歌手、ヴィクトル・ツォイの息子さんかもしれません。
ウラは取れていませんが。
このお話は、リャザンに住んでいたロシア人とモンゴル人の戦闘シーンが多いですが、
どちらも黒っぽい甲冑なので、見分けがつきにくいのが残念です。
どうせフュージョン史劇だから、見分けがつくデザインとか色遣いの
甲冑にすればよかったのに。
あと、このお話はちゃんと通訳する人も出てきますので、
ロシア語をモンゴル語に、あるいはモンゴル語をロシア語に
訳すシーンもよくでてきます。
こういうのって、ハリウッドの関係者に見習わせたいですね。
最後に、主人公のあだ名「コロヴラート」は、糸車そのものではなく、
ロシアに古くから伝わる何かのしるしらしいですが、
その画像と解説を引用していきます。
Kolovrat or kolowrat (also Colovrat, sometimes anglicized as Collowrath) means spinning wheel in a number of Slavic languages (contemporary or archaic meaning): "kolo" means "wheel", "vrat" is the stem for "turning/spinning/etc." It may also be an archaic form of the East Slavic word kolovorot for "brace". Kolo symbolizes the Sun. The word may also refer to one of the following.
画像お借りしました
アクセサリーもあるよ

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