海外ドラマ、映画を楽しむ 

海外ドラマ・映画レビュー ときどきロシアを斬る (こちらは以前のブログ説明です) 学生時代に習っていた第2外国語、ロシア語をおさらいしつつ、 ロシア時事ネタも扱います。 その他、海外ドラマ(韓国ドラマ)、映画のレビューなど

タグ:ロシア

原題は「強い鎧」。まぁ、確かに戦車のことですね


全8話のロシアのドラマです。日本でドラマをやるのは珍しい。


内容は、戦車兵ワーシャ(ワシリー)と看護兵マーシャ(マリヤ)と
その周りの人たちの戦争の体験です。
戦うシーンもそれなりに出てくるのですが、それと同じくらい、
男女の惚れた腫れたのエピソードもあって、女性でも楽しめるようになっています。
何しろ、主人公のワーシャとマーシャがモテモテ
物語の最初は戦車の学校でワーシャが学んでいるのですが、
もうここで、日本の「君の名は」(昭和の制作のほう)みたいになってきます。


戦場なのに、髪型がカッコよくきまっているとかの突っ込みどころはありますが、
最終話のクライマックス(クルスクの戦い)のところでは、
女優さんも顔を真っ黒にして体当たりの演技をしていましたので、よかったです。


私は戦車に詳しくないのですが、ドイツの戦車が真新しいのに、
ソ連の戦車は外見が製造されて年数がたっているような気がしたのですが。
これってもしかして、ドイツの戦車はドラマのためにレプリカを作ったのだけど、
ソ連の戦車は、現存している(下手すると現役の)戦車を使っている
ということなんでしょうかね?


このドラマはオープニングが赤軍合唱団が歌っているような歌で始まります。
ドラマの主題歌らしくて、ドラマの途中でも歌詞なしバージョンが流れていました。
最終話を見るころには、私もその歌を口ずさむようになってきました。


話が分かりやすくて面白かったので、DVD買っちゃおうかな!

このドラマについては、まだまだ書きたいことがありますので、
もう1回くらい、記事を書きます。



 






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原題は、「守る者たち」
英語でいうと、ガーディアンというよりディフェンダーらしいです。


ソ連時代の遺伝子操作で超人を超えた超人たちが誕生。
そしてついでに、その研究をしていた研究者も超人になっちゃった。
その研究者が悪役で、その悪役から地球を守るために
集められたのが、熊男、刀男、岩男、そして透明女です。
特に「熊」男を登場させるところがロシアらしいというか、、、、


ガーディアンたちは個性豊かで面白いなあ、と思いましたが、
悪役はあっけなくやられたような印象でした。
もっと対戦を見たかったし、あとガーディアンたちの過去(というか、前世?)
も取り上げてほしかったのですが、、、、、
それがパート2に出てくるのでしょうか?


監督の名前に見覚えがあると思ったら、
キル・オア・ダイ の監督でもあったのですね。
どおりで映像はきれいで迫力ありました。




ちなみに私は「Xmen」のほうは一度も見たことがないので、
パクっているとか、そういうのは一切わかりません。


 






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原題は、「愛について」

だから、不倫だからどうのこうのという話ではないです。
ネット上のレビューはあまりよくないのですが、
私はそんなに悪くない話だと思いました。


貧乏学生と貧乏学者の夫婦。
夫の教え子でもある女子学生ニーナは、
それなりに夫婦関係に満足していたと思いますが、
お金のことで喧嘩がたえなくなると、借金の支払いを伸ばしてくれた
銀行の役員の中年男性、セルゲイと関係を持つようになります。

ニーナはそのままセルゲイに夢中になって、
夫にすべてばらして家を飛び出し、セルゲイの愛人になります。
でも愛人で満足できないニーナは、妊娠をきっかけに
うまいことセルゲイと再婚します。

それでめでたしかといえばそうでもなく、
でも、セルゲイもそんなひどい扱いをしていないのに、
最後のほうでニーナは「恋なんて病にすぎない」と醒めて、終わりとなります。



ペテルブルグの風景も織り交ぜられて、映像は美しいです。
場面が切り替わるときの青い線がイヤというレビューも多かったのですが、
私はそれほど気になりませんでした。
ただ、セルゲイがなぜニーナに惹かれていったのか、とか
(単に若い女がよかっただけ?)
なぜ、ニーナは最後のほうで前夫のサーシャにのこのこついていったのか、とか
ちょっと心理がわからない場面がありました。


ところで、前夫のサーシャをやった俳優さんですが、
ほかの映画では総合格闘家の役で主演でしたね。
この映画では、中国語ペラペラの学者さんという、
すっごく演技の幅が広い人なんですね!


結局「愛」とは、夢中になって満足して醒めて、という展開に
なるもんだよ、というのが主題だったんでしょうかね?


ロシア人も恋愛では結構奔放で、
離婚と再婚を繰り返すみたいですから、
不倫がそんなに重いものでもないと思います。





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アンナ・チポフスカヤ(ニーナ)の主演他作品



中国語の学者(アレクセイ・チャドフ)が総合格闘家役をやった作品
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モスクワの地下鉄からの脱出劇。
「42」は、列車番号ですね。
ちなみに次の列車は「17」でした。
「17」の乗客は、駅に避難することができて事なきを得ましたが。

最初は、不倫している妻(イリーナ)とその相手の男(ブラド)が出てきます。
ロシアの映画って、必ず1回は濡れ場のシーンを入れる、
という方針みたいですね

次に、妻の夫(アンドレイ)と娘(クシューシャ)が出てきます。
夫は真面目な医者のようです。
この夫の何が気に入らなくて、妻は不倫しているんでしょうね?


妻の不倫相手は、火遊びとかでなく本気らしくて、
イリーナを離婚させて自分と再婚させ、娘クシューシャの親権も取る気満々です(苦笑)


この設定だけでも、別の作品が1つ作れそうですが、
この話の本題は、川の近くを通っている地下鉄路線が浸水し、
地下鉄は脱線してとまります。


この「42」という列車に、アンドレイとクシューシャ、そしてブラドが
たまたま乗っていたという、まあ、映画・ドラマにしかないような偶然ですね。

二人は早いうちに顔を合わせ、相手の正体も見抜いていますが、
それでも非常事態なので、一緒に脱出します。
このときに、たまたま居合わせた乗客数人も一緒です。

その乗客は、ちょっとおっとりした男、気性がとんがっている女、
喘息持ちの若い女性と、彼女を気に入っている若い男性。
彼らにも背景があるようですが、何しろ脱出劇がメインなので、
本人の口で語られているだけです。


いろいろあってアンドレイたちは助かります。
地上では半狂乱になって娘と(そして多分夫も)探し回っていた
イリーナと再会できましたが、
アンドレイの態度はそっけないです。
一方、イリーナはブラドも事故に巻き込まれたことを知りますが、
ブラドに対しては、冷たいです。

やっぱりいざとなると家族を選ぶということだったのですが、
彼らがその後どうなったのかのエピが全然ありませんでした。
もうちょっと、後日談を入れてくれてもいいんじゃないかと思いました。

あと、モスクワの地下鉄って、戦争になったら防空壕として使うので、
すごく深くなっている、というのは、有名な話です。
でも、この話だと、みんなはわりとあっさり地上近くまで
たどり着いたような気がする、、、、


何はともあれ、それなりにハラハラする映画でした。






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原題はまんま「バタリオン」
「大部隊」という意味で、英語にも同じような単語があります。


これは、第次世界大戦tのときのロシア軍の女性だけで編成された
部隊の物語です。
さすが女帝を何人も輩出した国だけあって、女性も戦場に行っちゃうんですね!
第2次世界大戦のときに、狙撃手として女性が活躍していたのは
知っていましたが、、、


この作品は、前半は女性だけの部隊を組織し、訓練し、
みんなが団結していく様子を描き、
後半は、男の兵士たちがだらけきっている戦場で、女の兵士が
犠牲者を出しながら孤立していく様子を描いています。


後半は、男たちのクズぶりがはっきりしていて物語として盛り上がりましたが、
前半の方で、彼女たちが入隊する前のエピソードなど、
もっとあればな、と思いました。
そうすれば、彼女たちが丸坊主になる前に、
ちゃんと名前と顔を覚えられたんですがね。

特に、ボチカリョーワの半生は、見てみたかったですね。
映画では恰幅のいいおばさんでしたが、彼女は享年32歳くらいなので、
バタリオンのころでも28歳くらいだったんですね。



この作品の部隊のころって、冬じゃないと思うんですが
(ケレンスキー政権は半年ちょっとしか続かなかった)
裾の長いコートを着て軍事訓練とか、ホント大変そうでした。




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